うさぎの不正咬合を予防する方法

うさぎの不正咬合を予防する方法
この記事は1分に500文字読み進めた場合 4 分で読めます

うさぎの歯の健康は、長く元気に暮らしてもらうためにとても大切です。

その中でも特に気をつけたいのが「不正咬合」。

これは歯の噛み合わせが悪くなり、伸びすぎてしまう状態のことです。

放っておくと食事ができなくなったり、口の中を傷つけてしまったりするため、飼い主がしっかり予防してあげる必要があります。


今回は、私自身の経験も交えながら、不正咬合の予防方法を紹介します。

うさぎの不正咬合とは?

うさぎの歯は一生伸び続けます。

そのため、適切に削られないと歯の長さがバランスを崩し、不正咬合になることがあります。

不正咬合の主な原因

  1. 遺伝的要因
     → 生まれつき歯の噛み合わせが悪い場合があります。特に、小型のうさぎ(ネザーランドドワーフなど)は不正咬合のリスクが高いです。
  2. 食生活の問題
     → 牧草の量が少なく、ペレットやおやつが中心だと、歯が十分に削れません。
  3. ケージやおもちゃの影響
     → 硬いケージを噛むことで歯並びがずれてしまうこともあります。
  4. 事故や怪我
     → どこかにぶつけたり、硬すぎるものを噛んで歯が欠けたりすると、歯のバランスが崩れます。

不正咬合を予防する方法

① 牧草中心の食生活にする

不正咬合予防の基本は「しっかり噛んで歯を削る」こと!
そのためには、牧草(特にチモシー)を主食にするのがベストです。

私の体験談
うちのうさぎはペレットが大好きで、牧草をあまり食べませんでした。

そこで、ペレットの量を減らして牧草をメインにしたところ、自然と食べるようになりました!

特に一番刈りチモシーを与えると、硬い繊維でしっかり歯が削れるのでおすすめです。

② かじり木やおもちゃを活用する

牧草と合わせて、適度に歯を使うおもちゃを与えると、より効果的に削れます。

おすすめのアイテム
かじり木(リンゴの木や広葉樹のもの)
わらマット(床に敷いてもOK)
ダンボールやティッシュの芯(簡単に手に入る)

ただし、プラスチック製のおもちゃや、ケージの金網を噛むクセがある子には注意が必要です。

これが原因で歯がズレてしまうこともあるので、かじるクセがある場合は木製のおもちゃに誘導すると良いです。

③ 定期的に歯のチェックをする

不正咬合は早期発見が大切! そのためにも、普段からうさぎの歯の状態をチェックしてあげましょう。

食べにくそうにしていないか?
よだれが出ていないか?
口の周りが汚れていないか?
歯が長すぎたり、曲がっていないか?

私の体験談
以前、うちのうさぎが急にペレットを食べなくなったことがありました。

最初は好みが変わったのかな?と思いましたが、よく見ると歯が少し伸びすぎていました。すぐに病院へ連れて行き、削ってもらったことで、また元気に食べられるようになりました!

④ うさぎ専門の動物病院で定期健診を受ける

うさぎの歯は奥歯も伸びるため、見た目だけでは判断が難しいことも。
そのため、最低でも年に1回は動物病院で歯のチェックをしてもらうのがおすすめです。

特に、**「食欲が落ちている」「口をくちゃくちゃしている」**といった様子が見られたら、早めに診てもらいましょう。

まとめ

うさぎの不正咬合は、予防が何より大切です!

牧草中心の食事にする
かじり木やおもちゃを活用する
毎日の健康チェックを習慣にする
定期的に動物病院で診てもらう

私自身も最初は知らずにペレットばかりあげていましたが、牧草をしっかり食べさせるようにしたことで、うさぎの歯のトラブルが減りました。
ぜひ、皆さんもうさぎの歯の健康に気をつけて、長く元気に過ごせるようにしてあげてくださいね!